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体験談(約 66 分で読了)

ほんわか美人の桃尻カノジョが、性に奔放すぎた件2.5〜強気でも勝気でも、オンナはオンナ〜(2/8ページ目)

投稿:2022-09-25 02:13:38

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本文(2/8ページ目)

優依ちゃんから見たら、どう映ってるのか気になったけど……いつもみたいに笑ってくれて良かった。

車に積んだままの荷物を持ってきて、改めてお土産を渡す優依ちゃん。

「これ、宜しければお召し上がり下さい」

「まぁまぁ、美味しそうねぇ。わざわざ気を遣っていただいて、ありがとうねぇ」

ご当地名物の食事やらお菓子やら、優依ちゃんのセンスで選んだお土産。

「これ食べようよ!あっ、こっちもいいなぁ〜!」

姉ちゃんは子供みたいに喜んでる。

「お菓子はご飯の後にした方が……」

「うるさいわね!そんな事分かってるから、いちいち言わない!美人の前だからってカッコつけちゃってさぁ」

「そ、そんなんじゃ……」

「あんた達、お客様の前で何やってるの。遠い所を来て下さったのに失礼でしょ」

「姉ちゃん、やめろっての。ごめんね、優依ちゃん。やかましくて」

「ううん、家族の自然な感じがいいじゃないw」

「翼がそんな事言うようになるとはね〜w」

「はぁ……もういいや。ほら、さっさと飯食おうぜ」

やっとこさ俺達は座り、母ちゃんが用意してくれた家庭料理を食べる。

「んっ!美味しいですねぇ!初めて食べる味付けです」

「そうかなぁ?よくある味付けだと思うけど」

「私、○○出身なので……初めて食べる料理ですから新鮮です」

「お口に合って良かったわぁ。遠慮しないでどんどん食べてね」

「はい!」

デニムジャケットはもう脱いでいて、花柄ワンピースを纏って正座する優依ちゃん。

かわいくもあり、凛とした所作に感動する。

「優依ちゃんはさぁ、翼とどうやって知り合って、どこが良くて付き合う事にしたの?」

やっぱり馴れ初めを聞き出すのは、姉ちゃんの役目だった。

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「私、保険の営業の仕事してるんです。翼君が勤める会社に訪問して……食堂から出てきた翼君に……一目惚れしまして……」

恥ずかしそうに俯く優依ちゃん。

「そうなの!?翼に一目惚れ!?この顔に!?」

ひどい言われようだが、まぁ事実だからしょうがない。

「角ばった目の形とか、腫れぼったい瞼とか、鼻が高くてスーッとキレイに筋が通ってる所とか、少し堀が深い所とか……ですかねぇw」

「あらまぁ〜、お父さん譲りの顔に生まれて良かったわねぇw」

「本当よねぇ〜、あたしとは真逆の顔だってのにwあっ、鼻はあたしも高いけどw」

「翼君にアンケートを書いていただいたんですけど、大体の人は無視するか、書いても適当な人が多いんですwでも、翼君は凄く丁寧に書いてくれまして……中身もステキなんだろうなぁって思いまして」

「そりゃあ優依ちゃんが美人だからでしょ。男なんてそんなもんよねぇ?」

姉ちゃんの目線が、横に居るケン君に向けられる。

「俺を見ないでよ……」

「いちいち突っかかるなよw」

「色々お話聞かせてもらってたら、凄く心がキレイで……私、本当に救われたんです」

「優依ちゃん……恥ずかしいからやめてくれ……公開処刑されてる気分だ」

「いいじゃない。事実なんだからw」

「アッハハハハハッ!」

昼飯を食べて皿を片付けたら、優依ちゃんが選んでくれたお土産のお菓子でお茶にする。

「そういえばさぁ、優依ちゃんは○○出身なのに何で今の街に?東京行く選択肢もあったんじゃ?」

「私、大学からは東京に行ったんです。10年程住んでましたけど……」

答えづらい雰囲気を出す優依ちゃんだが、姉ちゃんは気にしないでグイグイ来る。

「そうなんだ。何かイヤな事でもあったの?」

「翔子ちゃん、あまりプライバシーに踏み込んじゃダメだよ」

ケン君が助け船を出してくれた。

「うっさいわね。気になったんだからしょうがないじゃない!"俺は分かってます。コイツみたいに土足で踏み込まないので"アピールでもしてるつもり!?」

「そんなんじゃ……」

姉ちゃんは心も剛腕なようで、助け船はあっさり沈没してしまった。

「私、実はバツイチでして……それで……」

優依ちゃんは説明した。

旦那が不倫した事。

姑が信じなかった事。

子供の親権を取られた事。

実家は世間体を気にして、離婚した自分を受け入れ拒否した事。

全てを失って、1からやり直す為に何となく今の街へ来た事。

それは俺が最初に聞き、友達に話す為に生み出した"ウソ"。

でも、それでいいんだ。

真実を知るのは、俺だけでいい。

「かわいそうに……成長が楽しみなかわいい盛りなのに……赤ちゃんをねぇ……」

「ふざけてるわよねぇ!どっち側の親も旦那もさぁ!あたしが優依ちゃんと前から知り合いだったら、ブッ飛ばしに行ってたわよ!」

鼻息荒くして、ぶっとい腕をアピールする姉ちゃん。

「フフッ、やっぱり姉弟なんですね。翼君も同じ事言ってくれたんですよ」

「えっ?そうなの?」

「"何も分からない子供を母ちゃんから引き離すなんて、金持ちかもしれないけど人間以下のクサレ外道だ!責めるヤツが居たら俺がブッ飛ばしに行く!!"って。私……本当に嬉しかったです」

「翼がねぇ〜、言うようになったじゃないwでも、喧嘩するならあたしの方が絶対強いから。あたしを呼んだ方がいいわよw」

「そうだなぁ。姉ちゃんは全身が武器だもんなw」

「うっさいわw昔みたいにプロレス技かけて泣かしてやろうか?w」

「それはガキん頃の話だろw」

「フフッ♪面白いですねぇw」

とりあえず母ちゃんと姉ちゃんが、優依ちゃんの味方になって良かった。

まぁ、性格上分かりきってはいたけども。

「そうだ、翼。お父さんに挨拶してきなさい。優依ちゃんの事も紹介してあげるのよ」

「あぁ、分かってる」

俺は荷物の中から、普段吸わない銘柄のタバコを取り出した。

来る時にコンビニで買ってきた物だ。

「優依ちゃん、一緒に来て」

「う、うん………」

詳しく話してなかったから、戸惑っている様子の優依ちゃん。

何で詳しく話してないかというと、優依ちゃんは実家とは絶縁しているから……そんな彼女に、"ウチの家族はさぁ〜"なんて話をするのは良くないなと思ったから。

「挨拶したいから連れてって」と言われた時に「実家行ったら話せばいいか」と考えた。

俺達は1階奥の和室の襖を開けた。

「あっ…………」

置かれていた仏壇を見て、優依ちゃんは悟ったようだ。

(シュボッ)

買ってきたタバコに火を点け、灰皿に置いてから俺も自分のタバコを吸う。

「親父、久しぶりだな。彼女の優依ちゃんだ」

仏壇に声をかける俺を、優依ちゃんは一歩下がって右斜め後ろから見ている。

「すんげぇ美人だろ?俺には勿体ねぇよなwかわいくて優しくて……あったかい人なんだ。まぁ、上から見てるから知ってるよな」

実家に帰ったら、こうしてしばらく話す習慣が出来た。

「翼君………私も、ご挨拶させてもらっていいかな」

優依ちゃんは俺の右側に来てくれて、手を合わせる。

「はじめまして、お父様。翼君とお付き合いさせていただいてる○○優依です。息子さんには、本当に感謝しております」

優依ちゃんは優しいから、"仏壇に話しかける痛い行為"を笑わないでやってくれた。

「これからも、見守っていて下さい……」

一礼したら、ジッと写真を見つめている。

「お父様……本当に翼君に似てるね」

「数年前に、仕事の事故でね……大工だったから、豪快な親父だった。色々あって地元から出るのを……親父だけが賛成してくれたんだ」

「そうなんだ……」

「逃げ出すのが目的だった俺に、"男なら広い世界を見てこい。そうすりゃあ、色々変われるだろうよ"ってね。俺の気持ちを分かってくれてたのか……背中押してくれたんだ」

「早くに亡くなったから、一緒に酒呑む回数も少なくてさ……だからこうして帰って来た時は、話しかけたり酒呑んだりしてるんだ。いったいよねぇw」

「ううん……凄くステキだと思う。何だかんだ言いながらも、こうして帰って来てちゃんとお話してるんなら……お父様も嬉しいんじゃないかな」

「そうかなぁ?」

「そうだよ。"お母様がうるさいから"なんて言ってたのに、ちゃんとこうして親孝行してるんだもんwやっぱり心がキレイなんだよ」

「ありがとね……」

「お父様は……上から見てくれてるから、あたしみたいな女と一緒になった事、反対してるかもしれないけど………」

申し訳なさそうに語る優依ちゃん。

「それは無いな。あの時……優依ちゃんを見捨てるようなマネしてたら……枕元に立ってドヤされてるよw"テメェが惚れた女を見捨てるヤツぁ男じゃねぇ!!"ってさ」

「フフッ、それなら良かった」

タバコが根本まで行ったから、火を消して片付ける。

「親父、今夜呑もうな。キンキンに冷えたビールで」

酒を1本仏壇に置き、俺も乾杯するのが夜の日課。

「翼君、その時はあたしも一緒に呑ませてもらっていい?」

「ありがとう。親父も喜ぶよ」

側から見たら、コントにしか見えないルーティーンを終えて、茶の間に戻った。

「翼、あんたは洗い物手伝いなさい」

台所ではケン君が洗い物をしていた。

母ちゃんの姿が見えなかったが、多分家庭菜園で畑をいじりに行ってるのだろう。

「あっ、それなら私が」

「いいのいいの。優依ちゃんはお客さんなんだから、のんびり座ってなさいw色々話聞かせてよ。ガールズトークしちゃおう!w」

「休ませてやれよなw姉ちゃんのマシンガントークで疲れさすなよ」

「やかましいw」

色々余計な事を聞かないか心配だが、仕方なく台所に行った。

茶の間とダイニングは仕切りがあるが、仕切りの襖は開けっ放しだから声は聞こえる。

何を話してるかは聞き取れないが、とりあえず盛り上がる事を祈るしかない。

「ケン君、洗うのは俺が代わるから。拭いて片付けるの頼める?場所分かんないし」

「ありがとう。じゃあ、お願いしようかな」

大の男2人が洗い物をする光景は中々シュールだが、まぁルールみたいなもんだから仕方ない。

時代の流れには沿ってるだろう。

「ケン君、毎回ごめんな。姉ちゃんがあんなんでさ」

「いや、いいんだよ。慣れてるからw」

「俺には分からないんだ。結婚してるって事は……姉ちゃんも気持ちがあるって事だろうに……何であんなに突っかかるんだか」

「彼女が出来たばかりの翼君に言うのは気が引けるけどね……男女って、愛や恋で解決出来ない事もあるのさ。俺としては……思う所があるなら言ってほしいし、それで解決出来るならしたいんだけどね……」

「あんだけベラベラと喋るくせに、肝心な事は言わないって事?」

「そうだねぇ。離婚とかの話はされた事が無いから……俺が気付けば良いだけなんだろうけど……難しいんだ」

"愛や恋じゃ解決出来ない事もある"という言葉が、俺の心には深く刺さった。

元カノの事は特にそうだった。

俺は、彼女との時間を大切にしたかったのに……彼女の気持ちは"身体が満足出来ない"というのが引っかかっていたんだ。

"愛や恋の気持ちがあれば、例え出来なかったとしても……"と考えていたから、それはただの甘い思い込みだったんだと思い知った。

「そっか………何か分かった気がするよ」

「難しいよねぇ……気持ちを伝えるとか伝えないとか、読み取れるとか読み取れないとかで、色々変わってくるんだからさ」

「俺は、姉ちゃんはナースだって事にプライドがあって……だからあんな感じだと思ってたんだ。でも、ケン君だって公務員っていう立派な立場だろう?なのに何でかなってさ」

「俺は立派なんかじゃないさ。翔子ちゃんはバリバリ仕事をこなして、トップに立てる器の持ち主で……俺はうだつが上がらないからさw」

まだ30なのにうだつも何も無いのでは?とは思った。

「"あたしはナースだから!"とかいう話はされた事がないんだ。だから……人間としての何かだとは思うんだけどね」

「1発で正解出さないと難しそうだなぁ、姉ちゃんの場合は。"考えて行動した"っていう過程を見てはくれなそうだ」

「俺もそう考えちゃってるからwいつまでも時間がかかってるんだよね」

茶の間の方を見ると、優依ちゃんと姉ちゃんがキャッキャウフフと笑っている。

「ケン君、姉ちゃんってさ……俺が知ってる限りは、親父に似た"豪快で単純明快"なんだよ。なのに……"男女"ってなると違うのかねぇ」

「そうだねぇwあんなに楽しそうにしてるのは久しぶりに見たよ。やっぱり嬉しいんだろうね、翼君達が来た事が」

「そうなの?」

「だからさ、翼君。今日は翔子ちゃんの話を聞いてやってくれないかい?情けない話だけど……俺じゃ彼女を楽しませてあげれないんだ」

「うん……それはいいんだけどさ……ケン君は優しすぎると思うんだよ。もっとグイグイ行ってもいいんじゃん?夫婦なんだから」

「たまにチャレンジするけど、圧倒されちゃうんだw」

「アメフトとは違うもんなのかな?」

「違うねぇw屈強な男達の方が、まだマシな気がするよ」

スポーツの世界はよく分からないから、それ以上は突っ込まなかった。

さっきのケン君じゃないけれど、土足で踏み込むようなマネは出来なかったから。

タイミングよく俺の担当が終わったら、ケン君に茶の間へ行くように促された。

「終わったぞ、洗い物」

「翼君、お疲れさま。翼君の子供時代の話、色々聞かせてもらっちゃったぁw」

「余計な事言ってねぇだろうな?姉ちゃん」

「あたしは真実しか喋ってないも〜んだw」

ニヤニヤしてるという事は、多分黒歴史を暴露したのだろう。

俺には誇らしい歴史なんて無いから、仕方ないけど。

「そっちはそっちで、どうせあたしの悪口で盛り上がってたくせにさぁw」

「それはないな。俺は色々言ったけどケン君は何も言ってねぇから、悪口で盛り上がってたわけじゃねぇわ」

姉ちゃんは一瞬だけだが、嬉しそうな表情を見せた。

「フンッ、そんなの当たり前よw」

強がりっぽく振る舞う姉ちゃんに、何となくだけど……ケン君に対する想いを垣間見た気がする。

「ところでさ、優依ちゃんがこの辺見たいらしいのよ。翼、一緒に散歩でもしてきたら?」

「何もねぇだろ」

「"翼君が生まれ育った景色を見たい"んだってさ。ラブラブで羨ましいですなぁ〜w」

「恥ずかしいから言わないでよ〜wあたしから言うのはいいけど〜」

今の間に打ち解けたのか?いつも通りの優依ちゃんになっていた。

俺としては安心したけど。

「夕飯までまだまだ時間あるんだし、彼女のリクエストなんだよ?ちゃんと答えてやりなさい」

「分かったよ。優依ちゃん、行こうか」

「うん。ありがとう」

結局俺達は、何もない田舎道を……というか捨てて来た地元を歩く事になった。

いつもならこんな事はしないから、妙な緊張感があって仕方ないが……優依ちゃんのリクエストならやるしかない。

ふわりと優しい風が吹く中を、俺は優依ちゃんの手を握って歩き出した。

「翼君、思い出話聞かせてよ。この土地で……どんな子供時代を過ごしたのか」

のどかな田舎道を歩いて行き、とある一軒の家の前を通りかかる。

「ここは昔、駄菓子屋だったんだ。母ちゃんから100円貰って……学校から帰ったら買いに来てた。ばあちゃんが亡くなったら店閉めたみたいだけど」

「あたしは駄菓子屋行った事ないなぁ。無かったからね」

「爪楊枝に刺さったきなこ餅が好きでさ、先っぽが赤くなってたら当たりで、またもらえたんだよ。後は10円ガムとか、木ベラで食うヨーグルトとかかな」

「あ〜、テレビで見た事あるかも」

「後は外にガチャガチャあってさ、何故かドラクエの絵が書いたジッポみたいな、オイルライターが当たった事あってさぁ。それ持って帰ったら親父に取られたよw"ライターはガキが持つもんじゃねぇ"ってね」

「それはそうだよねぇw危ないもん」

そこからしばらく行った場所に、またもう1軒の家がある。

「ここも何か小さな商店だった所で、色んな物売ってたんだよ。ミニ四駆買ったりしてたし、ジャンプが金曜日に発売してたりね。後は言いづらいけど……エロ本置いてたりしてたんだよ」

「そうなの〜?お世話になってたとか?w」

「ガキだったから買えなかったし、買わなかったよw」

「立ち読みとかは?」

「俺はしなかったけどw学校じゃ話題になってたね。"あのジジイがうるさくて、中々読めねぇ"ってさw」

店員はお爺ちゃんだったが、そういう時の監視が厳しかったそうだ。

「あたしは捨てられてたの見てたからw誰にも言われなかったなぁ」

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