体験談(約 10 分で読了)
【高評価】(完)職場のアイドル社員を彼氏から奪い取った…それから…(1/2ページ目)
投稿:2025-10-09 13:44:24
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かなり昔の話である。我が不動産業界は平日休なので入社以前の人間関係からは乖離しやすく、その分、社員同士は公私ともに仲が良かった。社内結婚率は60%強、但しチャンスは1回限り…一度社内恋愛に失敗すると次はない…そう認識していたんだけどなあ…――――「それじゃ京子ちゃんの大学同級…
「プンスカプンスカ!」#ピンクヒロミちゃんがベッドの真ん中を占拠して、プンスカ言っている…口でプンスカ言ってるうちは、まあ…そこまで怒ってはいないのだとは…思うんだけど…「な…なあ…ヒロミちゃん…そろそろ一緒にお風呂いかない?」「こ…この!……淫獣!…幼気なあたしに…何するつもりよ!」#…
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「あたし…入院しちゃったの…」
ヒロミちゃんからの異変の報告電話が入ったのは、テニス旅行から2日後の、金曜日の夜だった。
「今日の帰り際…生理が来たんだけど…生理の不正出血が酷くて…貧血起こしちゃって」
「ヒロミちゃんそれって…」
「うん…いよいよ手術みたい…でもこれは不妊治療じゃない…あくまでも子宮筋腫治療が優先の処置だから…多分…もうあたしには子供は…」
「…ヒロミちゃん」
「…ごめんね…とっくに覚悟は出来ていたんだけどね…」
「…ささえるから」
「…うん…」
「…一生、そばにいるから」
「…うん」
俺は頭の中で、明日の仕事の整理をはじめていた。
…なんとしても…お見舞いに行かなければ…
「…それでね…相談なんだけど」
「…?」
「明日…正博くんがお見舞いに来るって」
「…面会開始時間って何時から?明日は朝から一日そっちにいるよ」
この瞬間、仕事の整理もへったくれもなくなった。
俺は、ヒロシに明日の全仕事を押し付けてバックレるべく、ヒロシの家に電話を掛けたんだ。
―
―
―
―
翌日、河村先輩がヒロミちゃんの病室に面会に訪れたのは朝の10時半くらいだった。
「ヒロ〜、見舞いに来たよ〜、って、三月お前土曜日なんかにここに来て大丈夫なのかよ」
うん…河村先輩らしい…俺がヒロミちゃんを見舞いに来ること自体には、この人は何ら疑念を感じていない…それくらいこの人は…俺を…ヒロミちゃんを信用しているんだ。
「そりゃ…大事な大事なうちのアイドルの一大事ですからね…仕事なんかほっぽり投げますよ」
「お前ね〜、お前みたいなトップ営業がバンバン売ってくれないと技術の俺達は困っちゃうんだよ。まさかこの後、お前らの部門のやつが大挙して来るんじゃないだろうな」
「大丈夫ですよ…俺が代表っす」
本当は誰にも…総務のヒロミちゃんの上司以外には伝えて無い…ヒロシにだって嘘八百でここにいるんだけど。
「…三月くん、ありがとう」
「…ヒロミちゃん?」
「…ここからはあたしが話すから…」
「ヒロミちゃん!…それはっ!!」
「…おいおい…なんか穏やかじゃ…ないな」
「…正博くん、話があるの…大事な大事な…話…三月くん席を外して」
「…なっ」
「三月…悪い。席を外してくれ。ヒロがそう言うんじゃ…聞かない訳には…いかないもんな」
―
―
と言われても…俺は病室の扉の前からは離れられなかった。廊下を歩いてる人からすると俺は病室の扉の前に張り付いている不審者以外の何者でもなかったろう。
(「なんでだよヒロミちゃん…一緒に話すんじゃなかったのかよ!」)
…一緒に話すなんて…ヒロミちゃんは一言も言ってなかった。一緒に行くって…それだけ。
…多分…彼女は、最初から1人で話すつもりで…
―
―
「なんでだよ!」
突然だ。
病室内の話し声が一気にヒートアップしていく。
「なんでそれで…俺達が別れることになるんだよ!」
「言ったでしょ?今回の手術で…あたしは子供を授かることが出来なくなる」
「わかんないじゃないか…奇跡的に…子供が出来るかも知れないじゃないか!」
「そんな奇跡なんかに…あなたの人生を賭けさせられない…」
「…」
「あたしだって…そんなのに人生賭けられない!」
「…ヒロ」
「あたし…聞いたよね…子供が出来なくても…あたしと一緒になってくれる?って…でも」
「…」
「それが…答えじゃ…ないの?」
「…」
「…」
「…分かった…分かったよ」
「…え?」
「なにも…結婚にこだわる必要なんか…ないじゃないか」
「…正博くん…何言ってるの!?」
「そうだよ…俺達…籍を入れないでこのまま一生恋人同士で…」
「正博くん!ほんと何いってるのっ!?…ご実家はどうするのよ」
「あっちはあっちでなんとかする…仮の嫁に子供を作らせれば良いんだから」
「…それって…あたしに…愛人になれって…そう言ってるの?」
「良いじゃないか!…俺達こんなに相性が良かったんだから」
「きゃあ!…正博くん…やめて!」
…もう…聞いてられなかった…この突入で…ヒロミちゃんに迷惑を掛けるにしても…もう黙ってられなかったんだ。
―
―
「…何やってるんすか…河村先輩」
「…あ」
「…み…三月!?」
目の前には…着衣を乱されたヒロミちゃんと…彼女に覆いかぶさる…男…
「…だせえっすね」
「…ああ!?」
「…拒絶された女に執着っすか?俺達のアイドルを愛人扱いって…それは無いんじゃないっすか?」
「…三月…てめえ」
「…三月くん!」
いよいよだ…河村先輩が絶対に看破できないカードを…切るっ!
「ねえ…河村先輩…あんたが引きちぎろうとした病院のガウン…ヒロミちゃんの胸のところに赤いの…見えるでしょ?」
「…三月くん!!」
ヒロミちゃんの悲鳴のような懇願…構うもんか!
「それ…キスマーク」
「…三月くん…駄目っ!」
「それつけたの…俺」
次の瞬間…俺は河村先輩に左頬をぶん殴られていた。
―
―
―
河村先輩が激昂して殴りかかってくる。
利き手の右の拳だから…その軌道はよく見える。
どうせ運動部生活で少しくらいなら殴られ慣れているから
(「これだけはっきり見える拳だったら…そんなに痛くないかな」)
―
……普通に痛かった(汗)
―
「…痛ってえ〜、駄目っすよ先輩、営業の顔面なんか殴ったら…全部バレバレになっちゃいますよ…」
「……」
無言の先輩も痛そうに右拳を押さえていて…頬骨なんか殴るから多分指にヒビでも入ってるかも…
「三月くん!三月くん!三月くん!!」
突然、ベットを飛び出したヒロミちゃんが俺に抱きついてきて…
「ヒロ…」
「三月くん!三月くん!!」
そんなヒロミちゃんの様子に唖然としていた河村先輩だったけど…なんかわかっちゃったみたいで
「ヒロ…帰るわ」
「三月くん…三月くん…大丈夫!?」
「はは…聞いちゃいないや…まいったな」
河村先輩が頭を掻いて…脇においていたカバンを持ち上げた。
「…三月」
「…はい」
「帰るわ…」
「…はい」
「落ち着いたらヒロによろしく伝えてくれ…うちにあるヒロの私物はお前に送っておくから…じゃあな」
―
―
―
「三月くん…三月くん…大丈夫?」
ヒロミちゃんがまだ混乱している。
でも…もう病室は俺とヒロミちゃんの二人きりだから…
「んっ!!んむっ……ぁ、はぁっ……んッ、んぁっ!」
ヒロミちゃんの唇に取りつく…あたふたと俺のディープキスを受け止めるヒロミちゃん…
…あまり時間がないから…ごめんねヒロミちゃん…
「ん〜っ!ん〜〜〜〜〜っっ」
俺は一気にヒロミちゃんのガウンのズボンに手を入れて、ヒロミちゃんの唇を塞いだまま…彼女のクリを捕らえた。
テニスコートの逢瀬で、ヒロミちゃんの弱点は把握出来ている。
ヒロミちゃんの場合はクリを撫で回すよりも…クリの根本から上下に高速で撫で上げ下げすれば!
「ん…んんっ…ん〜っ…ん〜〜っ!」
なんか最後くらいは…ヒロミちゃんの嬌声を聞きたくなって…俺は唇を離して…ヒロミちゃんを抱き寄せた。
「だめ…いく…いく…いく…だめ…ああぁああっっ…いっ……いっくううううぅぅぅっっっ」
―
―
―
「…三月くんの…バカっ!…淫獣っ!!」
「…ごめんって…」
一瞬で気を遣っちゃったヒロミちゃんが……ぽかぽか叩いてくる…いや…グーで叩いてくるから結構…痛い…でもこれだけ罵倒してくるくらいだからもう落ち着いただろう。
「…ヒロミちゃんごめん…河村先輩を追いかける」
「…どうして!」
「…だって…俺…河村先輩のこと結構好きだもん」
そう言って、俺はヒロミちゃんの病室を飛び出した。
河村先輩の動きを考えれば…待ち伏せるならあそこだ。
…トップ営業の土地勘を舐めるなよっ。
―
―
―
―
―
「…やっぱりな…」
「河村先輩…お疲れっす」
「どうせお前は追っかけて来る気がしていたよ…三月」
病院からの最短距離を走って、俺は駅前の交差点でぎりぎり河村先輩に追いついた。
「…悪かったな…殴っちゃって。大丈夫か?」
「こんなのへでもないっす。どうせ今日は思いっ切り会社バックれてますから、昨日酔っ払って壁に顔面ダイブしたとでも言っておきますよ」
「…悪い」
「…まあ…昼飲み出来るところでも入りますか…」
サイゼリアかな…正直、口の中少し切ってるから…お酒は痛そうなんだけど…
―
―
「あ〜あ、振られちゃったよ」
「…」
「俺とヒロ…相性最高と思っていたんだけどなあ」
「…」
「…まさか三月…お前に寝取られるとはなあ…」
「…寝取ってないです…事故です…」
「…は?」
俺は、先週の金曜日の…ラブホの顛末を話した…オブラートには…包んだけどね。
「…事故じゃん」
「…だからそう言ってるっす」
「お前…そんなピンポイントで寝ぼけるなよ」
「そんなこと言ったって、ヒロミちゃん、元カノに背格好が似てたんですよ」
「はあ〜」
「…それでも、ヒロミちゃんの病気の話とか…ヒロミちゃんが何に悩んでいるかとか…いろんなことを相談されて…宣言しちゃいますけど…ヒロミちゃんは俺が一生守ります」
「…思いっ切り…脅されて…じゃなくて?」
「さすがっすね…最初は思いっ切り脅されましたけど」
「…うん、あれはそういう女だ」
「…でも、今は…心の底からあの子を守ろうと思ってますよ」
「…」
「だから…河村先輩も安心して…地元のお見合い頑張ってください」
ガタン!…河村先輩が思いっ切りずっコケる。
…そう…これが河村先輩に用意した…もう一枚のカード。
「な!…なんでお前が…知ってるんだよっ」
さすがの先輩もアップアップ…可哀想なんで種明かしを。
「…先輩の渋谷支店…造園設計部の席のお隣に建築部で背が高くて端正で中性的な顔立ちだけど唇がやけに色っぽくて胸が…」
「胸がデカい女…真島…」
「真島もえっす…お見合いのこと…しゃべったでしょ?」
「他言無用って言ったんだけど…」
「…先輩…ちょっとマジであれに粉かけようとしたでしょ?…駄目っすよあれは」
「というか…なんでお前と知り合いなんだよ!」
「あれ…大学の同級生」
「そう言えば…でも全然学部が違うだろうが」
「接点は車関係ですから関係ないっすね…あいつのスカイラインRS…速いんすよ」
「まさか…お前の元カノかよ」
「それこそまさかですよ」
真島もえ…俺の代の建築学科唯一の女子…4年間で学部の男20人近くを手玉に取ったと言う…伝説の陽キャ女…
「あれのダブルブッキングの解決とか男避けの手伝いとか…ともかく付き合わされてえらい目に合ってきましたからね。いざという時あれに言う事聞かせられるカードは結構あるんすよ」
「…まじかよ〜」
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9: ヘタレなどSさん 作者 [通報] [削除]
ヘタレなどSさん
温かいお言葉重ね重ね…一番希望に合いそうなのは、退社後の河村先輩(のモデル)が奥さん連れではじめて参加した、海でのヨット部OB会で、ヒロミちゃんが激オコになっちゃったあたりの話かなと思ったのですが…情…
こんばんは。
色々考えたのですが、オムニバス形式で3話まとめてこれから続編(スピンオフ?)を投稿させていただきます。
エリーが活躍する1話と2話、河村先輩ご夫婦が登場する3話の構成です。
宜しくお願い申し上げます。0
返信
2025-10-15 23:03:12
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8: ヘタレなどSさん 作者 [通報] [削除]
名無しさん
なかなかに爽やかで面白かったです。抜きどころもありそれもなかなか良かったですが、それよりも読後の爽快さが際立つ作品でした。
ご感想ありがとうございます。ありがたくて感涙ものです。
当たり前ですが元エピソードはもっと泥臭いんですけどね…(汗)そこは紙面の中でくらいは目一杯ハッピーにしたくて。
コメントをいただくのが目標ではじめた投稿でした…ありがとうございました。0
返信
2025-10-13 14:13:15
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7: ヘタレなどSさん 作者 [通報] [削除]
RODさん
作者さま。早速のご返信ありがとうございます。作風がとても好きなので、日常的なエッチでもすごく読みたいです。旅行先とか非日常的なものも有れば是非。欲しがり過ぎですね w。続編も出していただけるタイミング…
温かいお言葉重ね重ね…
一番希望に合いそうなのは、退社後の河村先輩(のモデル)が奥さん連れではじめて参加した、海でのヨット部OB会で、ヒロミちゃんが激オコになっちゃったあたりの話かなと思ったのですが…情けないことに少し燃え尽き気味なのでお時間を頂きたく…投稿の際はこちらでお伝えしますね。1
返信
2025-10-13 13:33:38
-
6: 名無しさん [通報] [コメント禁止] [削除]なかなかに爽やかで面白かったです。
抜きどころもありそれもなかなか良かったですが、それよりも読後の爽快さが際立つ作品でした。1
返信
2025-10-13 01:15:33
-
5: RODさん#ZAOYZWA [通報] [コメント禁止] [削除]作者さま。早速のご返信ありがとうございます。
ヘタレなどSさん
ご感想ありがとうございます。本当にありがたいです。その上、続編のご希望まで…ご覧いただいての通り、この話は携帯電話さえ無かった時代のもので、本当はエリー(のモデル)さえ成人しています。今に至るまで、別…
作風がとても好きなので、日常的なエッチでもすごく読みたいです。旅行先とか非日常的なものも有れば是非。欲しがり過ぎですね w。
続編も出していただけるタイミングで良いので、ご検討願います。よろしくお願いします。1
返信
2025-10-12 16:47:10
-
4: ヘタレなどSさん 作者 [通報] [削除]
RODさん
一気に第一話から読んでしまいました。とても良い作品ですね。ありがとうございました。読み進めていく最中、お二人の行く末はどうなるのだろうと思った場面も有りましたがお二人らしいハッピーエンドになった事で、…
ご感想ありがとうございます。本当にありがたいです。その上、続編のご希望まで…
ご覧いただいての通り、この話は携帯電話さえ無かった時代のもので、本当はエリー(のモデル)さえ成人しています。
今に至るまで、別に河村先輩とヒロミちゃんの間でその後何かがあったりした訳ではないのですが(笑)。
多分、日常の話になってしまいそうですが、それでも宜しければ、続編を考えてみたいと存じます。1
返信
2025-10-12 09:47:49
-
3: RODさん#Yzc0Y1A [通報] [コメント禁止] [削除]一気に第一話から読んでしまいました。
とても良い作品ですね。ありがとうございました。読み進めていく最中、お二人の行く末はどうなるのだろうと思った場面も有りましたがお二人らしいハッピーエンドになった事で、読んでいる側も気分が良くなりました。(気分悪くなる作品が多い中w)
悪友河村先輩とは続いていると書かれていますが、書ける様でしたら続編をお願いいたします。1
返信
2025-10-11 17:21:13
-
2: ヘタレなどSさん 作者 [通報] [削除]
名無しさん
お疲れさまでした最終部分のハートフルなやり取りの描写が素敵でしたありがとうございました
ご感想ありがとうございます…とても嬉しいです。
昔、敬愛する少女漫画家の先生が「腐れ縁の男友達と、しょうがねえな!って一緒になる結婚が理想」とおっしゃっていて…なんか自分らも結果的に似たような夫婦になったなあと…そう思ったら、どうしても最後の会話が書きたくなりまして…お気に召していただけたなら幸いです。0
返信
2025-10-09 18:06:02
-
1: 名無しさん [通報] [コメント禁止] [削除]お疲れさまでした
最終部分のハートフルなやり取りの描写が素敵でした
ありがとうございました2
返信
2025-10-09 14:51:24
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(2020年05月28日)
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