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体験談(約 13 分で読了)

元彼女と行った同じラブホの同室に、新彼女を連れ込んでセックスした話(1/3ページ目)

投稿:2025-08-11 18:13:46

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本文(1/3ページ目)

けい◆FVKCF4A(埼玉県/30代)
最初の話

「俺」#ブルーが浪人生だった頃。第一志望を落ちて滑り止めにも気持ちが向かず、結局一年浪人する道を選んだ。でも、正直な話…全然勉強してないなかった(笑)春に親から無理やり入れられた予備校にも毎日通ってはいるけど、気持ちはどこか上の空だった。むしろ、あの人混みの中に自分が紛れているという事実…

前回の話

夜の池袋北口。土曜の帰り道を急ぐ人々と、これから夜を楽しもうとする人々が入り混じっていた。ネオンの光が交差点の上で滲み、少し湿った冬の夜気が頬を撫でる。「…寒いね」#ピンクちるがマフラーに顔を埋めながら、俺の方をちらっと見上げる。「うん、もうすぐ冬だからな」#ブルー「でも、昼…

参考・イメージ画像

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「俺」は大学に入学した。

最初の春は、拍子抜けするほど静かに過ぎていった。

桜の花びらが風に舞っても、俺の心の中にはまだ、先日別れたばかりの彼女の声や仕草が色濃く残っていた。

授業もサークルも、どこか他人事のようだった。

本当の意味で大学生活が始まっている実感はなかった。

そんなとき、本屋のアルバイト募集を見つけた。

時給は普通、シフトも融通がきく。

何より、黙々と作業できるのが魅力だった。

接客業は苦手だが、書棚を整えたり、本の匂いに囲まれて過ごす時間なら耐えられる――そんな軽い気持ちで応募した。

初出勤の日、レジの隣でラベルを貼っている小柄な女性が目に入った。

黒い髪は肩口でばさっと切りそろえられ、ところどころ跳ねている。

メガネの奥の目は丸く、表情は淡々としていて、服装はTシャツにジーンズというシンプルさ。

「関河さん、こっち新人の…」

店長が紹介すると、彼女はメガネを指で押し上げ、小さく会釈した。

「関河珠美です。よろしくお願いします」

その声は意外に柔らかく、耳に残る響きをしていた。

彼女とは研修中はほとんど必要最低限の会話しかなかった。

だが数日後、漫画の新刊を棚に並べているとき、ふと彼女の手元にある一冊に目が留まった。

俺も昔読んでいたアニメ化作品だ。

「それ…読んだことある」

何気なく声をかけると、珠美の目が一瞬だけ輝いた。

「え、本当ですか?このシリーズ、原作派とアニメ派で分かれるんですよねっ!」

そこから、ほんの数分だったが、キャラクターの話や作画監督の交代で雰囲気が変わったことまで話が膨らんだ。

それからというもの、休憩時間や品出しのときに少しずつ言葉を交わすようになった。

珠美は、アニメ・漫画・ゲームに関しては饒舌で、普段のぼんやりとした雰囲気が嘘のように熱を帯びる。

そのギャップが、俺の心を少しずつ解かしていった。

ある日、閉店間際の静かな店内で、俺は不意に言葉を口にしていた。

「…今度、どっか行かない?」

自分でも驚くほど唐突で、不器用な誘い方だった。

珠美は少し瞬きをして、首をかしげる。

「どこか…って、どこですか?」

「…執事喫茶。好きなんだろ、そういうの」

俺の言葉に、珠美の頬がわずかに赤くなった。

「ええっ!一緒に?いいの!?…執事喫茶…行ったことないけど、アニメに出てくるのは好き…」

その言い回しに、ほっとすると同時に、なぜか胸の奥がざわついた。

「(……これってデートじゃん…)」

__________

当日、執事喫茶のある街にやってきた。

東京の池袋だった。

池袋の街に立つと、強い既視感が胸を刺した。

俺が浪人時代に過ごした街。

そして別れた彼女との思い出の街。

ビルの看板も、人の流れも、何も変わっていない――

ただ、隣にいるのが、あの大好きだった彼女ではない…という事だけが違う。

珠美が現れた。

いつもかけているメガネを外し、白いワンピース姿で現れた。

その表情は少し明るめで、印象一つで女の子はこうまでも変化するものか…と感心していた。

ワンピースの上には見覚えのあるカーディガンを羽織っていた。

バイト中に着ているものだった。

少しくたびれたカーディガンに普段の珠美も感じて少し安心した。

「(やべぇ…いつもより可愛い…)」

しかし、珠美は少し緊張しているようでもあった。

ワンピースの裾を指で直す癖を、何度も繰り返していた。

俺は彼女に一言「私服、可愛いね」と言いたかったが、勇気が出ず言いそびれた。

「すごい人だね…」

「土曜だからな」

そう答えながら、俺の脳裏には結局あの彼女との数ヵ月前の日々が不意に蘇る。

だが、それを表情に出さないように、深呼吸をひとつした。

執事喫茶の扉を開けると、すぐに低く落ち着いた声が響いた。

「お帰りなさいませ、お嬢様、お坊ちゃま」

「(ぼ、坊ちゃま…?)」

珠美は一瞬固まり、次の瞬間、目を輝かせて笑った。

「本物…♡」

その小さな呟きに、俺もつい口元を緩める。

「こ、ここが……執事喫茶……!」

「そんなに楽しみ?」

「だって、あの執事服がリアルに見れるんだよ?こんなの初めて!」

「まぁ……俺も初めてだけど」

席に案内されると、銀のトレイを持った執事の青年が丁寧にお辞儀をした。

メニューを見ながら、ページをめくるたびに、珠美は感嘆の声を漏らす。

「すごい…!本物だぁ…楽しいぃ…!」

俺は頷きながらも、その横顔をじっと見ていた。

――派手さも色気もない。

けれど、こうして目を輝かせる姿は、胸の奥に少しずつ温かいものを積み上げていくようだった。

__________

執事喫茶を出ると、池袋は夕焼けに染まっていた。

西の空が淡い橙色に染まり、雑踏の人影が長く伸びる。

「すごかったね…楽しかった…♡」

珠美はまだ夢から覚めきらないような声で言った。

「うん。予想以上に本格的だったな」

「俺くん、マナー間違えて執事に怒られてたね」

「う、うるさいな…女性が奥の席とか知らんわ!」

俺は明るく答えながらも、どこか現実感が薄れていた。

あの空間にいる間は良かったのに、店を出た途端、記憶が別の影を呼び寄せる。

――同じ街角、同じ道、同じ時間帯。

隣にいたのは、あの日の彼女だった。

「このあと、アニメイト寄ってもいい?」

珠美の言葉で思考が途切れる。

「もちろん」

言葉は自然に出た。

歩き出すと、珠美は足取りが軽く、時折目をしかめながらの看板を見上げる。

店内は休日らしく混んでいた。

入口の新刊コーナーで、珠美はあっという間に別世界へ没入した。

「あ、これ…限定版まだ残ってる…」

小声の興奮が、耳に心地いい。

俺は彼女の横で、その表情を盗み見る。

本を手に取るときの指先は、意外に繊細だ。

表紙を撫でるように触れ、ためらいがちにページをめくる。

その仕草に、どうしてか目を離せなかった。

二人でいくつかの売り場を回り、珠美は小さな紙袋を手に提げて満足げだった。

「今日はすごく楽しかった…!」

その言葉は、ふわりと俺の胸に沈んだ。

「そうか。それならよかった」

言いながら、俺は自分の中の何かが、ゆっくりと動き出しているのを感じた。

__________

駅へ向かう道は、昼間よりも人が多かった。

北口の改札が近づくと、心臓が少しずつ速くなる。

――告白しよう。

そう思った瞬間には、もうその衝動から逃げられなかった。

改札前、人波の途切れたタイミングで立ち止まる。

「なぁ…珠美」

呼びかけると、彼女は小さく首を傾げた。

「なにか…?」

その無防備な視線に、喉が渇く。

「俺…珠美のことが、好きだ」

一瞬、時が止まったように感じた。

珠美は目を瞬かせ、視線を落とし、それからまた俺を見た。

珠美の目は、その間に涙が溢れた。

「……嬉しい…わたしも…たぶん、同じ気持ちです」

その「たぶん」という言葉が、かえって真剣さを感じさせた。

「……でも、ここで言うの?人、見てるよ…」

「……だから、こっち」

俺は自然と彼女の手を取っていた。

北口から少し外れた細い路地に入り、人通りがまばらになったところで立ち止まる。

周囲の明かりが届かない陰で、珠美の顔が間近にある。

息が触れ合う距離――背中に壁の冷たさを感じながら、唇を重ねた。

最初は驚きで硬かった唇が、次第に柔らかくなる。

ほんの少し触れただけで、脳が痺れるような熱が走る。

けれど、その熱の奥底に――俺は別の唇の感触を探していた。

「(やめろ…俺、考えるな…!)」

遠くで誰かが通り過ぎる足音がした。

だが、二人の世界からそれは消えていた。

唇を離すと、珠美は少し息を乱していた。

すると、顔は分かりやすく紅潮していた。

「…こんな、人に見られそうなところで…」

小さく抗議する声に、俺は笑ってしまう。

「じゃあ、もっと見られない場所に行くか」

俺はこの勢いのままで提案した。

「…見られないとこ……えっ…もしかして…そういうこと?」

「ダメ?」

「……ダメ…じゃないよ…?でも私…経験ないし…まだ恥ずかしいよ…」

「…大丈夫…大丈夫だよ…珠美となら…」

「……私も俺くんとしか………うん…いいよ…」

ホテル街に入る足取りには、少し迷いがあった。

特に珠美のほうには、だ。

しかし、そんな珠美の手を引っ張って、勢いでネオン街を歩いた。

そして、見覚えのある看板が目に飛び込む。

――あの日、彼女と入ったホテル。

俺は意識的にそのホテルを選び、同じエレベーターに乗る。

号室も記憶のまま。丁度、あの時の部屋が空いていた。

カードキーを差し込み、ドアが開く。

中に一歩踏み入れた瞬間、空気が変わった気がした。

過去と現在が重なるような感覚――でも、今、隣にいるのは珠美だ。

俺はドアを閉め、振り返る。

珠美は少し戸惑ったように立ち尽くす。

それでも必死に俺を見返していた。

__________

外の喧騒が一気に遠ざかった。

ほんのり甘い芳香剤の匂いが鼻をつき――その瞬間、胸の奥がざわりと揺れた。

あの日と同じ匂いだ。

「へぇ……こんなところ、初めて来た」

ベッドに視線を向けながら、珠美が無邪気に笑う。

俺は一瞬、言葉を失った。

視線の先、シーツの白さが目に刺さる。

「(ここで、俺は…)」

「……どうしたの?変な顔してる」

珠美が首を傾げて近づく。

初めて近い距離で珠美の顔を見た。

可愛い。

そう思うはずなのに、胸が締め付けられる。

「いや……ちょっと緊張してるだけ」

「私も…」

珠美はそう言って、羽織っていたカーディガンを脱いだ。

その仕草に、心臓が跳ねる。

でも――別の誰かの肩越しのシルエットが重なる。

頭の奥がチリチリと熱くなり、呼吸が浅くなる。

どうして今なんだ。

珠美の唇が動くたびに、別の声が重なって聞こえる。

「ねぇ、こっち見てよ」――あの夜の彼女の声。

珠美が笑顔で俺の手を取った。

その温もりに、現実へ引き戻される。

「……ねぇ、とりあえず座ろ?」

俺は無言で頷き、彼女の隣に腰を下ろす。

近い。

シャンプーの香りが混ざって、また匂いが揺さぶる。

「こういうの……慣れてないから」

「俺もだよ」

嘘だ。

本当は知っている感触を、知っている空気を、ここでまた味わおうとしている。

――罪悪感と高揚感が、ぐちゃぐちゃに混ざる。

息が詰まりそうなのに、離れたくない。

この部屋で、また違う誰かと。

そう思った瞬間、自分の心が一番ヤバいと悟った。

ベッドの上に座る珠美は、目を伏せて少しだけ頬を染めている。

その無垢な様子に、俺の胸は締め付けられ、同時に胸の奥で何かが騒ぎ始めた。

「……こ、こういうの、私でも経験できるんだなぁ…」

珠美の声は震えているようで、でも力強さもあった。

その言葉は、俺の不器用な心にすっと染み込んだ。

俺は静かに手を伸ばし、彼女の髪をそっと撫でる。

その柔らかさに一瞬だけ心が救われる。

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