体験談(約 35 分で読了)
Yとユウコと大学時代⑪「恋せよ乙女!トモとユウコは似た者同士?」(1/3ページ目)
投稿:2021-11-28 22:53:33
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多数のコメントと、続編希望を頂き、誠にありがとうございます。また、長きに亘り、私「Y」と「カオリ」の話をお読み頂き、心より感謝いたします。今回からは、私が転校した先の中学校時代や、高校時代、大学生時代の話や、日常のエロのお話を出来ればと思っております。恋人とのリセット期間中の事と…
この度は私の投稿をお読み頂き、また、多数のコメントと、続編希望を頂きました事を心より感謝致します。長きに渡りお送りした中学・高校時代編でしたが、現在は大学生時代のちょっとしたエロ話をお送りさせて頂いております。文中にて時代背景が前後する事がございますし、誤字脱字も多く有るかと思いますが、…
この度は私の投稿をお読み頂き、また、多数のコメントと、続編希望を頂きました事を心より感謝致します。
長きに渡りお送りした中学・高校時代編でしたが、現在は大学生時代のちょっとしたエロ話をお送りさせて頂いております。
文中にて時代背景が前後する事がございますし、誤字脱字も多く有るかと思いますが予めご容赦願いたいと思います。
さて、大学時代編も終盤の11話目。諸般の理由により予定を変更していた「トモ」に関するお話を今回はさせて頂こうと思っております。
今話は私が体験した・・・と言うよりも、私が意識を失くしている内に相手に体験されてしまった・・・と言った方が良いのかもしれません。
後年、ユウコからお詫びと共に事のあらましを聞かされてユウコとトモを叱ったのですが、どうやって話を纏めて良いのか悩んでいたのは事実。
体験者は今現在、責任あるポジションで重要な仕事をしている人物。旧知の中とは言えども、気軽に電話が出来る様な時間がありません。
この疫病騒ぎで業務多忙を極めており、その中でも空いた時間を利用して思い出して貰いながら、聞き取りを続けて今話は纏めてあります。
時系列は前話の続き。物語の終盤は私とユウコの関係が復活し、後に妻となるカオリとの再会までどう過ごして行くかを再考する話となります。
いつもの如く、長文のクセにエロ要素は少ないと思いますので、次編への「続編希望ボタン」をポチっとして頂けると幸いでございます。
----------本編開始------------
県内トップランクの女子高前に止まる1台の車。運転席にはサユリ、後部席には私。まるで張り込みをする刑事の如く人待ち顔をしてました。
サユリ:「遅いねぇ・・・。なにやってんだろ?どう思う?ヤマさん?」
私:「ん?ヤマさん??(太陽にほえろ!か?)・・・まさかとは思うけど・・・いや!大丈夫だよ、ゴリさん!」
サユリ:「ゴリ??そう来たか・・・。」
1996年3月某日。本日は公立高校の合格発表日。私とサユリ、そして家庭教師役をしていたユウコの三人でトモの合格発表を見に来ていたのでした。
学校前の路上には我々と同じ様な駐車車輌の列。その中でも異彩を放つ、艶々漆黒のボディ色を纏った古臭い国産フルサイズセダンは結構目立つ。
昭和49年式のMS80型クラウン・スーパーサルーン・セダン。M型6気筒・2000㏄を積み、ベンチシートにコラムMTと言うベタな純和風セダンである。
20歳の女子が乗り回す様な車では無いけれど、真新しい初心者マークをボンネット上に貼り付けて、颯爽と乗りこなすのはサユリだったりする。
この車はサユリ父の亡き父親が新車で購入し、その半年足らずで他界してしまったので、年式は古いけど屋根下保管も相まって新車状態のお宝だった。
教習オーバーもせずに最短期間で無事に免許を取得したサユリが愛車として乗り回し始めたのですが、背がデカいサユリには案外似合っていた。
トモ:「受かった!受かった!!受かったぁぁぁぁぁ!!!」
そんな嬉しそうな声が聞こえた方に目を向けると、笑みを浮かべて走って来るスクールコートを羽織ったセーラー服姿が目に入った。見事に桜が咲いた様です。
満面の笑みを浮かべ、大喜びで走って来たトモがサユリの車にドン☆と体当たり。車が大きく横揺れしました。私とサユリは慌てて車から降りてトモを讃えた。
トモ・・・と言ってもピンと来ない読者様も多いと思いますが、我々3人・・・いや、妹のチヒロも含めれば4人が末妹の様に可愛がっていた女子中学生であります。
本編には一切登場していませんが、過去投稿内においてちょっとだけ存在を臭わせた事が有るので、我が投稿の熱心な読者様なら何となくお判りになるはず。
過去投稿参照:Yとユウコと大学時代⑤「禁断の果実・アキコちゃん②」←の冒頭部分をお読みくださいw
その名を「クロダ・トモコ」ちゃん(一部仮名)と言い、体型は思春期女子特有の少しぽっちゃり。セミロングをハーフアップにしてて、見た目的には女優の「桜庭ななみ」に似た感じ。
中学入学早々から自ら志願して生徒会に籍を置き、中3時は生徒会長。各学年で学級委員長をやり、部活は吹奏楽部でフルートを担当してたりして、正に絵に描いた様な優等生でした。
なんでこんな優等生と知り合いなのか?と言うのは、大学1年時に親戚から頼まれた学校写真撮影手伝いに於いて、トモが通う中学の2年生行事である林間学校を担当したのが切っ掛け。
林間学校終了後も学校行事である球技大会だ合唱コンクールだ文化祭だを撮影に行き、その度に私に声を掛け来ては他愛の無い話に興じたりして、可愛らしい後輩の様な感じだった。
親からの連絡用でポケベルを持ってる子だったので、ベル番を交換して電話のやり取りをしながら勉強の話や友人関係の相談に乗ったりして、至って健全な関係を保っておりました。
時を同じくして小5生の章子ちゃんやその姉の寛子ちゃんとの情事を行っていた私でしたが、トモには家庭環境に難が有り、特に母親との確執が根深くあって私は気に掛けていたんです。
トモには6歳年上の兄が居て、その兄は超・有名大学に現役合格した秀才。母親は兄ばかりを可愛がり、トモの事は幼い頃から一切褒めずに罵声を浴びせて厳しく当たってばかりいました。
某企業の重役をやっていたトモの父親は子育てにはノータッチ。長男Loveの妻がトモを罵倒してもお構いなし。助けを求めても無視されて、思春期のトモは両親に不信感すら抱いてました。
私の前で泣きながら愚痴を溢すトモの事をユウコや後のサユリにも紹介して面倒を見てた感じでしたけど、お互いにピアノとフルート奏者って事も有り、トモはユウコに良く懐いてました。
私との恋人関係を休止して短大生活の追い込みをしていたユウコでしたが、トモを自宅に招いて勉強を教えたり、一緒に楽器を奏でたりしてユウコはトモの心の傷を癒して居ました。
親と喧嘩しては家出を繰り返し、ユウコの家に逃げて来てたトモの心も次第に軟化して行き、私立、公立高の受験と挑み、無事に中学卒業を終えて今日の合格発表を迎える事が出来ました。
サユリ:「トモ~!良かったね~!頑張ったもんねぇ~!(涙)ぎゅうううう・・・。」←トモを抱きしめたw
トモ:「サユリちゃん!英語を教えてくれてありがとう!私、英語苦手だったから、この恩は一生忘れない!」
私:「良かったなぁ・・・(頭なでなで)高校生活も頑張るんだぞ!」
トモ:「うん・・・(涙)珍苗字くんもありがとう。チヒロちゃんにもお礼の電話するね!」
私:「チヒロも絶対喜ぶよ。帰ったらオレからも伝えておくな!」
トモ:「うん!」
私:「・・・ってかトモ?ユウコはどうした?」
トモ:「ん?トイレに行くって!書類を貰ったら先に戻っててって言われたけど・・・。」
私:「そっか・・・。一人にして大丈夫かなぁ・・・。アイツは極度の方向音痴だぞ?」
トモ:「え?方向音痴?大丈夫でしょ!大人だよ?」
私:「うーん・・・。デパートに入って出口が解らなくなる様な女だぞ?」
サユリ:「え?それマジ??」
私とサユリ、そしてトモの3人で車の側に立ってユウコが戻って来るのを待っていたのですが、時間だけが過ぎて行き、ユウコが戻ってくる気配が一切しない・・・。
合格発表を見に来た他の親子連れの駐車車輌が1台、また1台と去って行き、気付けばサユリのクラウンだけが路上に残され、我々の嫌な予感は見事に的中した。
「ピンポンパンポーン♪お呼び出しをします。受験生のクロダ・トモコさん、引率の先生が職員室でお待ちです。至急・・・。」
トモ:「(;゚Д゚)え??」
私:「ほらみろ・・・。」
サユリ:「・・・ってか、職員室までは辿り着けたんだ・・・。それだけでも偉いわ・・・( ̄▽ ̄;)」
私:「いや、多分、校内をうろついてて保護されたんだと思うよ(笑)」
サユリ:「マジでか・・・(^_^;)」
----------迎えに行く3人と迷子のユウコ先生----------
ユウコ:「にへへ・・・。迷った・・・(てへぺろw)」
私:「オマエなぁ・・・。なんで校内で迷うんだよ!そんなに大きな高校じゃ無いぞココは・・・。」
ユウコ:「初めての場所だし、トイレを出たらどっちに行ったら良いか判らなくなっちゃった・・・。」
私:「はぁ・・・(呆れ溜息)そんなんで4月から幼稚園に通えるのか?道に迷って出勤初日に遅刻なんてシャレにならんぞ?」
ユウコ:「ん?大丈夫!出勤日まで毎日通って道を覚えるから♪」
三人:「はぁ・・・( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)(^_^;)」
・・・なんてやり取りをしながら車に乗り込み、トモが卒業した中学校へ。既に合否通知は行ってるだろうけど、担任への必須報告事である。
助手席に座るトモは満面の笑み。県内トップランクの女子高を合格出来たんだから嬉しくて堪らないだろう。普段よりも明るく饒舌だった。
うんうんと優しい笑顔を向けて話を聞くサユリ。サユリの左腕が上下に動き、リズミカルにコラムシフトを操作する姿はなかなか様になる。
ユウコ:「そう言えばサユリちゃん?私の卒業旅行に付き合ってくれる件はどう?決めてくれた?」
サユリ:「あー・・・ゴメン。テレビの一件から店が大忙しだし、休めそうも無いんだ・・・。」
ユウコ:「えぇ~!サユリちゃん、温泉行きたいって言ってたじゃな~い!せっかく温泉旅館予約したのにぃ・・・。」
サユリ:「行きたいけど日程的に歓送迎会の予約でいっぱいだし、勝手にシフト作られちゃったから逃げらんないのよぉ~(T_T)」
私:「シフトに関してはチヒロもぼやいてたぞ!手伝いのつもりが本気のバイトになったって!アイツは部活も有るんだからよ・・・。」
サユリ:「それに関しては謝る!パートさんの募集も掛けてるし、春休みだけ手伝って!そしてユウコちゃんもゴメン!!!」
私:「・・・ったく!テレビ出演以降のサユリは良し悪しあるな!一躍有名になったと思えば、公道デビュー初日にオレのハイエースをぶっ潰すし!」
ユウコ:「え!?本当??そう言えばYの家の門柱壊れてたし、車庫にハイエースが無いなぁ・・・って思ってたけど・・・。」
私:「ああ、先週の話だよ!免許センターに試験受けに行った帰りに、早速運転したいって言うから運転させたんだよ!」
ユウコ:「え・・・。免許試験合格のあと直ぐ?」
私:「そ!ウチまで無事に運転して来て、バックで車庫入れするからって言って、小回りし過ぎて車の横っ腹を門柱に思い切りヒット!」
ユウコ:「うわ・・・。あの門柱は私も苦手だ・・・。ウチの車庫前に有る電柱も憎き相手だけどね・・・。」
サユリ:「あ!あの電柱ね!ユウコちゃんがお母さんのセルシオのとどめを刺したヤツでしょ!解るわぁ~♪」
ユウコ:「とどめって・・・(^_^;)イヤな事を思い出させないでよ・・・。」
私:「オレのハイエースのとどめ刺したヤツが言うな!(ポカッ☆)車体がくの字に曲がったハイエースなんて初めて見たぞ!」
サユリ:「痛った!後ろから叩くなよ!運転中だぞ!事故って死にたいのか??」
私:「死にたくねーよ!オレの車にウチの門柱!この形見のクラウンまで潰したらオマエは両家から勘当されるぞ!」
ユウコ:「形見って・・・そんな車を運転させるんだ・・・。サユリちゃんのお父さんも寛大だね・・・(苦笑)」
サユリ:「お父さんは自分の車を持ってるしね!この車は古いし、全然使ってないから好きに使わせて貰いますわよ!おほほほほっ!」
トモ:「おほほ笑いだし!・・・あっ!サユリちゃん!前!!赤信号!!!」
サユリ:「ん??・・・あ!」
三人:「キャ─Σ(゜Д゜)Σ(゜Д゜)Σ(゜Д゜)ノノ─ァァァッ!!!」
・・・幸いにも事故は起きなかったものの、急ブレーキで吹っ飛んでったホイールキャップが走行中の佐〇急便トラックに踏まれて1枚殉職。
交通違反抑止警戒でパトロール走行中だった白バイが赤信号を飛び出したサユリのクラウンをロックオン。お約束でご指導される事に・・・orz
----------違反切符処理中・しばらくおまちください----------
サユリ:「うぅぅ・・・(泣)怒られた挙句、しっかりと点数引かれた・・・。反則金もだぁ・・・。」
私:「当たり前だ!事故んなかっただけマシだろ!見ろよこのホイールキャップ!ぺしゃんこだぞ!」
ユウコ:「うわぁ・・・私たちがこうなってたかもしれない・・・(怖)」
トモ:「合格発表当日に死にたくない・・・。珍苗字くん、運転変わったら?」
私:「変わりたいのは山々だけど、サユリには運転に慣れて貰わんと・・・。」
ユウコ:「・・・そうだね。私も運転でYに迷惑掛けちゃったし・・・。怖いけど・・・サユリちゃんの運転に付き合う!」
トモ:「さすがは一心同体・・・。チャレンジャー・・・(汗)」
サユリ:「・・・(-_-;)・・・ありがと・・・。安全運転するから・・・。シートベルトをがっちり締めて・・・。」
ユウコ:「頼むわよぉ・・・サユリちゃん!(怯)」
・・・この後のサユリは煽り運転行為を誘発する様なノロさで超・安全運転。サユリよりもヘタクソそうなババァが運転する軽自動車にも追い抜かれる始末・・・。
ユウコ:「ねぇサユリちゃん?温泉の件は結局どうする?行かない?」
サユリ:「・・・うん、ゴメン・・・。予約済みだったよね?私の分のキャンセル代は出すからさぁ・・・。」
トモ:「・・・キャンセルするんなら、サユリちゃんの代わりで私が行こうかな?」
ユウコ:「え?トモが??私とYが一緒だよ?それでも良いの?」
トモ:「うん。春休み中、家に居たってババァにブツクサ文句言われるだけだし、どっか行きたい。」
ユウコ:「ババァって・・・お母さんって言いなさい!・・・ふーむ。Y?トモが一緒でも良い?」
私:「ん?トモの卒業旅行って事で良いんじゃない?でもトモ?オレらと部屋一緒だぞ?それでも良いのか?」
トモ:「うん。良いよ!珍苗字くんとユウコちゃんの方が、私が居たらお邪魔になるんじゃない(笑)??」
私:「別に邪魔になんかしねぇよ?温泉入って美味いもん食って、のーんびり出来れば最高じゃん!その他に何が有るんだよ・・・。」
トモ:「サユリちゃんが不参加って事は、ユウコちゃんと二人っきりでしょ?」
私:「ああ・・・。トモも居るけどな?」
トモ:「私が寝た後にこーっそりエッチしちゃったりして~♡うわ~エッロ!!(笑)」
サユリ:「トモ!生意気な事を言ってんじゃないわよ!妄想するのは勝手だけど、ユウコちゃんを揶揄っちゃダメよ!」
トモ:「はぁ~い・・・。」
・・・なんて話をしながらトモの中学へ行って担任へ合格報告。その後はファミレスで飯を食べながらトモの高校入学準備を確認し、卒業旅行の打合せをしたのでした。
----------日数経過・祝!ユウコ、短大卒業!----------
3月下旬某日、本日はユウコの短大卒業式。ユウコはキヨちゃんの呉服屋から借りた「はいからさんが通る」の様な袴姿。式典に向かって行くユウコの姿は実に可愛らしかった。
早朝から私はユウコの運転手役。着付けを終えた後は高速を飛ばして隣県にあるユウコが通う短大まで送り、式典が終わるまでの間は付近をうろつきながら大人しく待ってました。
サユリに潰されたハイエースは修理困難で廃車となり、某企業社有車上がりの昭和61年式・三菱デボネア(A33型)が代わりの愛車。オヤジが売った新車の下取りで廃車予定の車だった。
この車をオヤジが持って来た時はマンガの様にずっこけたけど、前々から気になっていた車では有ったので「ちょっとだけ」嬉しかったのは内緒です。ユウコも案外気に入ってたし。
あ、因みにこのデボネアは、私とユウコの共通の友人であるエリコに奪われてしまったのですが、旦那さんが面倒を見つつ、旧車好きのエリコが今現在でも大事に乗っております。
警察官:「(コンコン☆)」←窓を叩いて敬礼して来たw
私:「・・・はい?」
警察官:「・・・運転手さん?ここは駐車禁止なんで移動して貰えます?」
私:「え!?運転手??・・・あ!ハイ!あの・・・迎車連絡受けて待機してたんですけど・・・。」
警察官:「そうなの?卒業式の企業来賓の人かな?迎車だったら構内で待って貰えます?」
私:「ああ、回ったんですけど止められなくて・・・。ウチみたいなポンコツを使ってる弱小だと、新車を揃えた大手さんから邪険にされるんすよね(苦笑)」
警察官:「ははは!ま、待機停車だったら迎車表出しといてね!今日は女子大の卒業式で、彼女お迎えの違法駐車通報が多いからさ!よろしくね!」
私:「すいません!ありがとうございます!お疲れっす!・・・って、見事に間違われたな(笑)」
確かに10分おき位にパトカーが巡回して来て、その度に彼女を迎えに来た彼氏連中の車が逃げて行き、中には駐禁を切られてモメてるヤツの姿も有ったりして。
グローブBOXを開けるとプラスチック樹脂製の迎車表が残っていたので、お巡り様のご指示通りにダッシュボード上に配置して余裕の表情で路駐待機です(笑)
トランクにはオーストリッチの羽根箒も有ったし、白手袋もある。挙句の果てに私はスーツ姿。お抱え運転手を演じて待っているのもアリかもしれないww
・・・暫くすると構内から袴や綺麗なセレブレーションスーツを着込んだ女子大生がぞろぞろと出て来ました。その中に女子友と一緒のユウコの姿を見つけた。
女子友A:「ねぇユウコちゃん!今日は彼氏が迎えに来てんの?」
ユウコ:「うん!式典終わって直ぐに電話したから、もう待っててくれてると思う!」
女子友A:「良いなぁ。私も携帯買おうかな?」
ユウコ:「携帯電話って便利だよ~!彼とお揃いなんだ!」
女子友B:「そう言えば、ユウコちゃんの彼氏を見るのって初めてだよね!ちょっと楽しみ!」
女子友A:「あ!だよね!彼氏って4大だよね?どんな車に乗ってるの?四駆?スポーツカー??」
ユウコ:「・・・え!?・・・えーっと・・・なんだっけ??」
女子友B:「え?彼氏が乗ってる車、解かんないの?」
ユウコ:「聞いたけど、わたし・・・あんまり車に詳しく無いから・・・。」
女子友A:「ふぅ~ん・・・。何か車の特徴って無いの??」
ユウコ:「特徴?うーん・・・。やたらと古臭くて、乗り心地が船みたいにふわふわで、真っ黒でピカピカ・・・。」
女子友A:「なんだそりゃ?アメ車??」
ユウコ:「お父さんから貰った車なんだって!前の車は事故で廃車になっちゃったの・・・。」
女子友AB:「ふぅ~ん・・・。ま、見るのが楽しみだ!彼氏、来てる??」
ユウコ:「うん・・・。あれ・・・あの車・・・(汗)」
女子友AB:「え!?・・・ぷっ!きゃははははははははっ!(笑)」
女子友A:「コレってデボネアってヤツでしょ!真っ白いシートカバー付いてるし!だっさ!!」
女子友B:「ユウコちゃんの彼氏って車の趣味悪くない?おじいちゃんの車みたいじゃん!」
ユウコ:「・・・だから、さっきも言ったけど、貰った車に乗ってるの!彼の本当の愛車じゃないわよ!」
女子友A:「ハイハイ!解かった判った!スーツ着てるし、彼氏とは言え運転手にしか見えん!お嬢のユウコちゃんにはピッタリじゃん!」
・・・なんて声が聞こえた。焦って間を取り持とうとするユウコと、ゲラゲラ笑う女子友2人。降りてユウコを迎えるべきか悩む所だったけど・・・。
女子友B:「あれ?ウチの彼氏、待ってるって言ってたけど、どこに居るんだ??」
女子友A:「あ!ウチの彼氏もいない!止まってんのってユウコちゃんの彼氏の車とタクシーだけじゃん!」
ユウコ:「え?・・・あ!パトカーだ・・・。そう言えばここって駐車禁止だし、みんな捕まっちゃったんじゃない?」
・・・ハイハイその通りですw彼氏連中の車がズラーッと並んでたけど、パトカーが巡回に来る度にクモの子を散らす様に逃げてってました。
RV四駆だVIPカーだスポーツカーだと並んでは居たけれど、こういう場ではハイヤー風味の真っ黒なポンコツデボネアの圧勝であるv(^_^)v
私:「ユウコっ!卒業おめでとう!」
女子友B:「え・・・彼氏??意外とカッコイイ・・・。」
私:「今日はこんな車で悪かったな(笑)袴姿だし、ゆったり乗れる車の方が良いかと思ったけど・・・。」
ユウコ:「ううん!ありがとう!待たせてゴメンね!・・・ねぇ!ドア開けて!(笑)」
私:「ん?ああ、かしこまりました。(ガチャッ!)どうぞ!頭、気を付けて・・・。」
ゆっくりと後席に乗り込むユウコ姫。それを見つめるユウコの女子友。ユウコは何をしたいのやら・・・。そしてドアを閉めた私はどうすりゃ良いの??
ユウコ:「(ウィーン・・・)それじゃあ、またね!ごきげんよう!」←窓を開けてゆっくりと手を振るw
女子友AB:「ご・・・ごきげんよう・・・(汗)」
ユウコ:「Y!車を出して!お家に帰りましょ!」
私:「え?か・・・かしこまりました。あ・・・女子友さんも卒業おめでとう・・・。では・・・。」
呆気に取られる女子友さんを後目に走り出しました。ルームミラーで様子を見れば、微笑みを浮かべてゆっくりと手を振り続けるユウコ姫の図・・・。
私:「・・・なぁユウコ?何してんの??」
ユウコ:「ん?皇室ゴッコ(笑)」
私:「あぁ・・・なるほど・・・。そりゃそうと、友達は置いてけぼりで良かったのか?」
ユウコ:「うん!ほっとけばいいのよ!あんな人たちだとは思わなかった!(怒)」
私:「あんな人たち?」
ユウコ:「あの子達もだけど、あの子の彼氏連中ってのも酷いヤツらなんだよ!私にお酒飲ませてさぁ・・・。」
私:「ん?酒??」
ユウコ:「ん!?うん(焦)・・・とにかく、恋人の価値は車で決まるものじゃないのよ!人間性よ!」
私:「まぁそう言うなよ・・・。ハイエースで来てたらもっと笑われたかもしれないぞ?」
ユウコ:「この車で正解よ!あの子達の彼氏はみんな逃げてったんでしょ?残っていたのはYだけ!Yの作戦勝ちよ!」
私:「作戦勝ちって・・・。単なる偶然か、ラッキーだっただけだけどな・・・(;^_^A」
ユウコ:「うん!やっぱり私はYが一番大好きだ!Yと私の相性は最高なのだ!(笑)」
私:「ふぅ~ん・・・。そりゃどうも・・・(笑)」
・・・混み合う国道をひた走り、高速道路の導入インターへ。間もなくインターって所で突然、ユウコから進路指示をされました。
ユウコ:「あ!Y?次の信号を左に入って!」
私:「ん?左??・・・何だ?コンビニにでも寄りたいのか?」
ユウコ:「ううん!コンビニよりももっと先!今日は私の卒業式よ!そこの路地を左に入って!」
私:「・・・うん。(なんだ??)」
・・・路地に入ると目に飛び込んで来たのはラブホ群だった。道路を挟んで左右に3軒位ずつラブホが建っている。まさかとは思ったけど・・・。
ユウコ:「Y?そこを左に入って!」
私:「え?左??ここはラブホだぞ???」
ユウコ:「うん!・・・さっきも言ったけど、今日は私の卒業式よ!ひ・さ・し・ぶ・り・・・♡」
私:「ひさしぶりって・・・。ユウコ?お前、酔ってんのか?」
ユウコ:「ふふふっ!酔ってないよ!Yが私の許に戻って来てくれたからね!なんか嬉しくて!」
私:「嬉しいのは解るけど、いきなりラブホか?今日これから温泉に行くってのに・・・。」
・・・いつもの如く「いいから!いいから!」なんて言いながら、袴姿のユウコに手を引かれてラブホの中へ。・・・幸い?にも、このラブホは全て満室と掃除中。
次のホテル、その次のホテルも満室か掃除中で、ロビーには待ってるカップルも居た。姿格好から察するに、ユウコと同じ様な卒業式帰りのカップルの様で。
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