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体験談(約 13 分で読了)

【評価が高め】背の高い後輩の劉ちゃんは、彼氏持ちのくせに処女だった(2/3ページ目)

投稿:2023-03-03 10:06:35

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本文(2/3ページ目)

「はい」、、、あれ?

バフン!劉ちゃんが後ろから俺の背中を叩いた。痛いっての!

「ったくもう!送り迎えは今日までって言う放課後の打ち合わせはどこに行ったんですか!」

「仕方ないだろ!お前のじいさん何か怖いんだよ!とても嘘がつけない雰囲気でさ」

初めての劉ちゃんの部屋。落ち着かんわ!

「、、、私の足、まだなんですね」

「正直な。俺、怪我人は結構見てきちゃったから分かる」

「、、、ありがとうございます。ちゃんと見てくださって」

そ、、そういうこと真顔で言うな!

俺は思わず目を反らし、、て?

「、、、HF帯のアマチュア無線機?」

「え!?先輩、詳しい!」

女の子の部屋に似つかわしくないそれは、おじいさんからの譲り受け品なのだと。

これでアマチュア無線局を開設して世界中の人と話すのが夢なんだと劉ちゃんは嬉しそうに話した。

なるほど、放送委員会で機械屋にこだわる訳だ。

「まだ電話級も落ちちゃうんですけどね」

「うん、この機種ならW(ワット)数を落として電話級からはじめられるもんな」

「、、、何でそんなに詳しいんですか!?」

「二級」

「は?」

「俺、アマチュア無線二級免許持ち」

「神童!?」

うん、高校二年生で二級ならそうでもないけど、中学で取ったときはそう言われた。

「お!お!教えてください!!」

飛び付かんばかりに距離を詰めてくる劉ちゃん。

近い!近いって!!

「教えるのは良いが条件がある」

「?」

「まずは、放送室の機械の熟知だ」

「私、機械屋チームにいて良いの?」

「ああ。気持ちは分かったからな。ただし先は長いぞ~?」

「先輩~!!」

こいつ本当に抱きついてきやがった!

重い重い重い!良い匂い、、、

「重いっつの!」

「!また重いって言った!先輩のばか~!!」

目標が出来た劉ちゃんは頑張った。

夏休み前には、メンテも含めて、山田と劉ちゃんには教えることが無くなってきた。

俺は約束通り、夏休みを使って、劉ちゃんの家に電話級試験の家庭教師に行くことになった(家に行くのはどうかと思ったが、劉ちゃんの家族、特にじいさんに押しきられた)。

さすがにその頃には、劉ちゃんとは普通に会話出来るようになっていた。

彼女が女子同士で群れるタイプの女の子ではないこと、彼氏持ちの女の子であることも大きかった。

気軽に話せる後輩の女の子。

俺は楽しく彼女の家に行けるようになった。

、、、やっぱり、俺はガキで甘かったんた。

「、、何とかなりそうだな」

秀美「本当ですか~!?」

劉ちゃんの無線の知識は日に日に充実している。

、、、最初は正直どうしようかと思ったけど(汗)。

これなら電話級アマチュア無線従事者試験くらいなら、何とかなるだろう、やれやれだ。

秀美「先輩~、来週のホームパーティー、忘れないでくださいね!私がおじいさまに怒られちゃうんだから!」

「、、いや、あのじいさん、最近は遠慮無く俺に言ってくるぞ。俺はあんたの孫じゃないっつうの!」

秀美「、、、、」

「まあ、じいさんの話、面白いから良いんだけどさ。何か最近は自分たちの挨拶の仕方とか一族の証?とか、俺、関係無いと思うんだけど。」

秀美「おじいさま、先輩のこと、本当の孫みたいに思ってるんですよ。うち男の子いないから。先輩が嫌じゃなければ付き合ってあげて?ね?」

「あいよ、ああ、来週って身一つで良かったんだよな?ドレスコードとか平気だよな?」

秀美「うん!それは大丈夫!(こっちでね)」

「?」

「なんじゃこりゃ~」

パーティー当日、念のため学生の正装である学ラン(当時は制服だったの!)でお邪魔した俺は、到着早々待ち構えていたメイドさん(今となってはみんな顔見知り)に捕まりよってたかって、、、。

気がつけば、タキシード着こんだ見知らぬ男の出来上がり。

でもさ、それよりも驚愕の、

「り、り、劉ちゃん!?」

そこには、名前以外は別人と思われる、深窓の超絶美少女ご令嬢が出現していた。

「い~~っ!」

思い切り足を踏まれた。

秀美「、、いつまで呆けてんですか!」

「良かった~中身は劉ちゃんだ。」

秀美「どういう意味ですか!先輩、今日のパーティーの未成年は私たちだけなんですから、しっかりエスコート頼みますよ!」

「つ、、疲れた」

秀美「す、すみません、、まさかおじいさまがここまでやるとは、、」

劉ちゃんのエスコートの話はどこいった!

俺は会場に入り次第、じいさんに連れ回されて挨拶回り?に奔走させられた。

今日ほど、自分が中学時代、体育会系野球部にいて良かったと思った日はない。

じゃなきゃ礼儀作法もさることながら、体力不足で絶対ぶっ倒れていた。

取り敢えず解放された俺のところに、心配そうに劉ちゃんが駆け寄って来るんだけど、この劉ちゃんの令嬢姿がまた心臓に悪い。

「お願い!何かしゃべって!劉ちゃんらしく」

秀美「どういう意味ですか(怒)」

秀美「先輩、ど~ぞ!」

劉ちゃんが、飲み物と立食のオードブルを持って来てくれた。

「悪い~。生き返った」

クスリと劉ちゃんが笑う。その笑顔、本当に心臓に悪いよ。

秀美「パーティーももうすぐ終わりです」

「本当?良かった~」

秀美「先輩」

「ん」

秀美「踊っていただけませんか?」

劉ちゃんは本当にご令嬢のように、ドレスの裾を押さえてすっと頭を下げた。

「、、踊れないぞ、俺は」

秀美「手を合わせて歩くだけで良いです。本当は殿方が誘うんですよ!!」

「わかりました、お嬢様」

俺は慇懃無礼に手を差しのべて

「私と一曲いかがですか?」

片手を劉ちゃんと合わせ、片手を劉ちゃんの腰に回して、俺たちは音楽に合わせる。

劉ちゃんは本当に別人みたいだ、いや、劉ちゃんは本当にお嬢様、こちらが本当の姿なんだろうな。

なんとなくシンデレラ姫の話が頭に浮かんできて、そのシンデレラ姫の顔が一瞬桂木先輩の顔に重なって、俺は不安になった。

「どこにも行かないよな?劉ちゃん」

秀美「はい?」

「二学期になっても学校に来るよな」

劉ちゃんは一瞬ぽかんとした顔をしたあと、花のような笑顔を見せて、

秀美「当たり前じゃないですか!今後ともよろしくお願いしますよ、せ~んぱい!!」

「ごめん、もう我慢出来ない」

夕子「桂木先輩」

平田「桂木くん」

成井「桂木、委員会代表で行って来てくれよ」

「ああ」

10日我慢したんだ。もう良いだろう!!

お約束のように、劉ちゃんは二学期になって登校して来なくなった。

最初は、竹田先生が劉ちゃんの担任の先生に確認して、「風邪らしいよ」と教えてくれていたのだけどね。

後で成井に聞いたら、俺の顔色は相当酷いものだったらしい。

まあ成井も平田も目の前で桂木先輩のときの顛末を見ているからね、気が気じゃなかったろう。

お休みも5日も立つと、竹田先生さえ「風邪」という理由に疑問を持ちはじめていた。

何かがある。

たださ、みんな、劉ちゃんが明るく元気に登校してくることを信じたかったんだ。

10日目、俺は何としても彼女の家に行くと言い、竹田先生からは「劉ちゃんは入院しているかもしれない」と告げられた。

劉ちゃんの家は、暖かく俺を迎えてくれた。

俺は訪問が遅くなったことを詫びた。

じいさんは、俺を見て「秀美はもうすぐ香港の病院に行く」と教えてくれた。

じいさんの目には涙が浮かんでいた。

秀美「先輩、来てくれたんだ!」

一見変わらない劉ちゃんが、自室のベッドにいた。

俺はやっぱりガキだ。

こんなときに、何を言ったら良いのかなんて分かる訳がない。

「、、、、」

俺はやっぱりガキだ。だけどね、劉ちゃんはさ、

秀美「先輩ごめんね」

「何がだよ」

秀美「色々だよ」

「何が色々だよ、わかんないよ」

秀美「うん、私も分かんないや」

「わかんないことで謝るなよ」

秀美「でもさ、二学期学校に行けなくなっちゃったから」

病名を聞いちゃいけない。泣いちゃいけない。

取り乱しちゃいけない。困らせては、、いけない。

最悪を想定したとき、それだけは思っていた。

だったらさ、

「劉ちゃん、俺、何か出来ることないか?」

秀美「え?」

「今なら何でもやってやる。裸で街中走ってこいって言われてもやる。」

秀美「そんなことお願いしないけど、じゃあさ」

「うん」

秀美「抱いて欲しいな。夢だったんだ、好きな人に抱いてもらうの」

何でだよ。何で俺の好きになった人は、、!

このとき初めて自覚した。俺、劉ちゃんが好きなんだ。だけどさ彼女は彼氏持ち。

「劉ちゃん、彼氏どこにいる?」

秀美「、、え?」

「俺が何としても連れてきてやる」

秀美「あはは」

「、、、なんだよ」

秀美「とっくに別れてるよ」

「え?」

秀美「じゃなきゃ先輩をパーティーなんかに誘わないよ」

「な、、」

秀美「私は今、フリーだよ?」

なんだよそれ、、、

「劉ちゃん」

秀美「ん?」

「劉ちゃんが好きだ」

秀美「うん!」

「わかってなかったんだ、でもわかった、君が好きだ」

秀美「嬉しい、待ってたんだよ?」

秀美「私も先輩が大好きだよ」

秀美「う、、、う~!!」

「大丈夫か?止めるか?」

秀美「だ、大丈夫~」

俺たちは一つになった。

秀美「は~は~、先輩がいっぱいだ」

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  • 1: 鳳翼天翔さん#Q1ZjQjA [通報] [コメント禁止] [削除]
    せつないですね!でも劉ちゃんがなくなってないことを祈ります!

    1

    2023-03-04 06:20:40

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